日野自動車(株)にて、夏休み応援企画「体験してみようユニバーサルデザイン」を実施

2025年8月6日(水)、日野自動車株式会社デザインセンターで夏休み応援企画「体験してみようユニバーサルデザイン」が開催されました。日野市中央公民館と日野自動車(株)の主催事業で、インクルーシブデザインネットワークが協力しました。

日野市の小学生15名と保護者9名、公民館スタッフ4名が参加、日野自動車デザインセンターとインクルーシブデザインネットワークのスタッフの企画・運営により、楽しく充実したイベントになりました。午前中はUDの説明から始まり、車いす、高齢者セット、弱視ゴーグル、UDグッズを使った体験学習です。なかでも、日野自動車のバス「ポンチョ」の実機に車いす、高齢者セットをつけて乗ってもらう体験は子どもたにとって興味深く、貴重な時間でした。その後、日野自動車職員の車いすユーザーの方に日常生活の実態や困りごとについてお話していただきました。

午後からは、一人ひとりが車いすユーザーの困りごとを解決するアイデアを考え、発表する時間です。保護者の方々にも参加していただき、自由な発想で多くのアイデアが描かれました。

参加者からは「車いすやバスが楽しかった。」「これまで知らなかったUDのことがわかってよかった。」「アイデアを考えることができて楽しかった。」等の声を数多くいただくことができました。夏休みの地域イベントは参加者数が読めず不確定要素があること、参加者が当日初めて顔を合わす等、学校への出前授業とは違う準備・配慮が必要です。今回は子どもたちをはじめ、保護者、スタッフの方々、関係者全員のご協力により、貴重なイベントが実現しました。来年も継続実施できるように関係の方々と連携していきたいと思います。

WADA Toshihiko

同じ内容を「子どもUD授業」のページに掲載します。
https://incl-design.net/kidsud2025/