2021年度 第1回 インクルーシブ・テーマトーク
2021年7月27日(火)15:30~17:00
開催形態:Zoom
テーマ :実践事例 インクルーシブデザイン視点で既存エレベーターホールの動線改善
ご講演者
ご講演内容
1.堀口 真人 様 ご講演
前半ではエレベーターホールの動線改善の実践事例のご紹介がありました。
コンセント様に、全盲の社員が入社され、業務よりまず先に社内生活での困りごとだったエレベーターに着目し、人間中心設計のアプローチを用い、観察から現実に発生している不都合から改善テーマを明確にするプロセスの説明がありました。
テナントビルで、かつ、エレベーターも旧式と言う決して良い条件ではないにも関わらず、様々なスキルを持つ社員の共創で、非常にクオリティの高い後付けの音声案内システムを短期間かつ安価に開発し設置できたとのことです。これによって全盲の社員のエレベーター利用が改善されただけでなく、晴眼者の社員にとっても有効で、社内にも広く人間中心設計の重要性が広がったことが紹介されました。
後半では、インクルーシブデザインとは、をテーマに、コンセント様が考えるインクルーシブデザインに関してご説明がありました。
2.グループディスカッション
ご講演の後、5つのグループに分かれ、ご講演からの気付きなどの共有を進めました。各グループからは、観察から課題設定をする事の重要性や、旧式のエレベーターであってもデジタルとアナログを活用して解決した活動の素晴らしさ、これらの考え方、活動を広く社会に展開する重要性など、様々な気付きの報告がありました。
➡ フリートーク概要
以上