理事長就任のご挨拶

このたび、西川前理事長の後任として、理事長に就任いたしました岩﨑昭浩でございます。

まず、通算8年間の長きにわたり、当法人の発展と基盤作りに多大なご尽力をされてきた西川さんに、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

また、2021年に瑶子女王殿下に名誉顧問に御就任いただき、各活動に御臨席賜り、活動の浸透・拡大にお力添えをいただいております。ありがとうございます。

芝浦工業大学様には、アイデアソンや総会など、都度の活動にご支援をいただきありがとうございます。

団体概要に掲げております通り、当法人はインクルーシブな社会の実現に寄与すべく、「①共に体験し、②熱く語り・共感し、③創造し・実践する」という3つのプロセスを軸に、主体的に行動できる人材の育成に努めてまいりました。会員企業の皆様、個人会員の皆様、そして地域の方々に支えられ、本日の成果報告にありますような「アイデアソン」「子どもUD授業」「テーマトーク」といった実績を積み重ねることができました。

アイデアソンではリードユーザーの皆様に大変ご協力をいただいております。子どもUD授業に関しては、会員企業であるトヨタ自動車さま、日野自動車さまをはじめ、会員企業の皆様の多大なるご努力とご協力で、活動が広がっております。これらの活動は、皆様と共通の目標へ向けて前進するための重要な柱であり、今後も継続して発展させていくべき基盤です。

一方で、時代の変化を見据え、今後も持続可能で会員の皆様そして社会にとって価値ある活動を提供し続けるためには、社会の要請に合わせて私たち自身も柔軟に変革していかねばなりません。より多くの、そして多様な特性を持つ方々が参画できる場をつくると同時に、次世代を担う若い層にとっても魅力的なネットワークとなるよう、新たな活動の可能性を模索していきたいと思います。本日のワークショップにおいて検討された具体的なアイデアや成果を道標とし、これからの活動の「変化」と「進化」を具現化していきたいと考えています。

かつて「Human Centered Design(人間中心設計)」を提唱したドナルド・ノーマン氏は、近年「Humanity Centered Design(人間社会中心設計)」という概念を打ち出しました。デザインの対象を、個人の利便性から全人類の福祉、社会システム、地球環境へと広げ、大局的な視野で行動すべきだという提言です。インクルーシブデザインの根底にある思想も、まさにこの潮流と軌を一にしています。

その実現において重要となるのが、組織や領域を越えた「横のつながり」と「コラボレーション」です。私たちの活動を閉じたものにせず、外部とも積極的につながりを結び、社会的なインパクトを拡大させていきたいと考えています。

当法人は、会員の皆様に支えられて成り立つ組織です。今後も皆様のご意見を何よりも重視し、組織運営に反映してまいります。新体制となりましたインクルーシブデザインネットワークへの引き続きのご支援とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

IWAZAKI Akihiro