ideathon2023-report

インクルーシブデザイン・アイデアソン
team expo 2025の挑もう未来に共に創ろうチャレンジのロゴ画像です。
私たちは大阪・関西万博TEAM EXPO2025プログラムに参加しています。

インクルーシブデザインは、多様な人々を積極的にデザインプロセスの上流から巻き込む手法です。限られた時間の中で視覚、聴覚、四肢障害のあるリードユーザー共にワークショップを行います。デザイナーだけでは気づけなかった課題を見つけ、デザイン提案を行う参加型アイデアソンです。

インクルーシブデザインアイデアソン2023

2023年9月14日(木曜日)~9月16日(土曜日)の3日間、芝浦工業大学豊洲キャンパス(東京都江東区3丁目7-5)にて開催しました。

本年度のテーマは「さぁ、街に出かけよう。ウェアラブルなインクルーシブデザイン」です。


まず、講師・運営委員長の藤木副理事長より概要の説明とリードユーザーの紹介、そしてチーム分けの発表がありました。

今回のリードユーザーは、視覚障がい者1名、四肢障がい者3名、聴覚障がい者2名の6名です。

リードユーザーの自己紹介とともに「おしゃれして街に出かけたい」、「私の生活スタイルに合うカバンがほしい」、「お箸でラーメンを食べたい」などの要望も紹介されました。

今回は、リードユーザー1名、メンター1名、企業のデザイナー、そして芝浦工業大学と開志専⾨職大学の学生で編成された6つの混成チームでした。

それぞれのチームは、芝浦工業大学の豊洲キャンパスから、有明や月島へフィールドリサーチに出かけました。

そしてフィールドリサーチを通して気づいたことをチームごとにまとめ全体で発表会を行いました。

互いの考えやアイデアを共有、リードユーザーからの鋭い指摘もあり、多くの気づきを得ました。

各チームのデザイン作業の前に、インクルーシブファッションブランドSOLIT代表取締役CEOの田中美咲様にご講演いただき、多くの刺激をいただきました。

その後、各チームごとのデザイン作業です。リードユーザーもメンバーも気が付いていなかった真の課題を導き出し、それを解決するアイデアを拡げます。

中間発表では、各チームが課題とそれに対するアイデアを発表し合いました。

それぞれの発表の後には、ユーザーさんからの鋭い指摘、厳しい指摘をいただきました。

最後の追い込みです。絵を描く人、試作モデルを制作する人、プレゼンの準備をする人、それぞれが役割を持っての共同作業です。締め切りは13時でした。

最終日のプレゼンテーションは、インクルーシブデザインネットワークの名誉顧問であられる瑶子女王殿下にご臨席いただき、開催いたしました。参加者から積極的な質問、コメントもあり、発表者と参加者が相互に刺激し合う学びのあるイベントとなりました。

閉会後は、プレゼンテーションに参加された方々、約80名が、出張料理人として活躍される後藤しおり様の手料理を堪能する懇親会を実施しました。瑶子女王殿下もご臨席され、各企業の枠を超えた活発な歓談の機会となりました。

今回の参加企業

株式会社アイシン、コクヨ株式会社、株式会社コンセント、ダイハツ工業株式会社、TOTO株式会社、豊田合成株式会社、トヨタ自動車株式会社、トヨタ紡織株式会社、日本電気株式会社、日野自動車株式会社、富士通株式会社、ブラザー工業株式会社 (50音順)

過去のアイデアソン

2022年度

2022年9月15日(火):ワークショップ(チームビルディング、フィールド調査)
2022年9月16日(水):ワークショップ(チーム作業、グループ発表)
2022年9月17日(土):プレゼンテーション

2021年度

2020年度

2020年12月12日(土):オンライン ワークショップ(チームビルディング、気づきゲーム、ユーザーとのディスカッション、チーム中間発表、今後の進め方)
2020年12月23日(水):オンライン ワークショップ(グループ発表資料作成)、発表、まとめ

2019年度